1991 丸森町立大張小竣工記念モニュメント



コスモス


共同制作 小関 理 小関 直子


伊達冠石


放射状に並ぶ黒い石の上で、子供たちが遊んでいる。丸い石を中心に花びらのような石が八つ。吹き抜けになった二階の窓から見下ろすとそれはコスモスの花。今年四月に全面的に改築された校舎は、自然の光をふんだんに工夫が凝らされた。その一つが二階まで吹き抜けになった二カ所の中庭。ここに大張小の新しいシンボル、石の彫刻「コスモス」が設置されている。全国に散らばった卒業生たちの寄付を基に、地元の大蔵山で採れる通称泥かぶり石で、大蔵山に工房を構えて制作している彫刻家小関直子さんが制作した。教室の半分ほどの広さの中庭は、子供たちの楽しい遊びの空間。大きな花びらに寝そべったり、腰かけたり。太陽の光を浴びた時のぬくもり、陰ったときのひんやりした感じ。子供たちは体全体で彫刻を受け止めている。「学校は子供の感性をはぐくむ所。彫刻はこれに十分こたえてくれます。コスモスには宇宙の意味もあります。子供の大きな夢を育てたいですね」と遠藤校長は“コスモス効果”に期待する。平成4年9月26日河北新報