宮城県南部の白石市と丸森町の境に位置する採石場、大蔵山を活動拠点として、地域との環の中で「自然と人間の共生を具体的な活動を通して模索する場」をテーマに設立されたのが この大蔵山工房です。

 設立は1990年。夏に開催している山の演奏会をはじめとして、植生調査を兼ねた山の観察会、星を観る会、草木染めや紙すきのワークショップ、畑実習など様々な活動を展開してきました。工房自体は採石場跡地の一角に作業場を構え、石の彫刻制作を続けており、同時にオープンアトリエ的な機能を持たせながら、創作の場として可能な限りの作家を受け入れてきました。また、山への直接的な働きかけとして、採石場の緑化復元作業を造形的な作業に置き換えた「大蔵山ワークキャンプ」を過去3回、彫刻家と一体となって実施しており、採石場の修景作業として具体的に取り組んでいます。このような山での活動とともに山周辺の地域にも積極的に関わり、白石市においては「白石・野外彫刻展」の企画運営、さらに公共的な造形物の提案として石の造形物を中心に「まわりの環境を考慮したその場にふさわしい形」の企画制作を手がけています。

 今後の活動予定としては「山のセンターハウスの建設」、石舞台や山での表現の場の提供、風車によるエネルギー確保実験、採石場跡地の創作的な要素を盛り込んだ緑化復元作業などを夢見ています。


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